KanaLog~かなさんのSalesforce関連ログ~

自称「Salesforceキャンペーン芸人」のKanaさんの活動記録です。Salesforce Developer Group TokyoとService Cloud Trailblazersに運営として参加しています。

フローの設置個所の特定方法

お客様組織でFlowが複数個所に設置されているものの、場所がわからない!

ということがあり、Flowの設置個所を特定してみました。

方法は以下の通り。

 

●フローの設置個所の特定方法

1.フローの詳細を表示し、URLからIdを取得する

 ※画像のフローのIdは300Iw0000004L7bIAEです

フローの詳細画面

2.開発者コンソールのQuery Editorを開き、User Tooling APIにチェックを入れる

開発者コンソール

3.以下のSOQLのXXXXXXXXXXXXXXXXXX部分に検索したいフローのIdを設定する

Select MetadataComponentId,MetadataComponentName,MetadataComponentType,RefMetadataComponentId,RefMetadataComponentName,RefMetadataComponentType 
from MetadataComponentDependency 
where RefMetadataComponentId = 'XXXXXXXXXXXXXXXXXX'

 

4.3.のSOQLを開発者コンソールのQuery Editorに張り付け、「Excute」をクリックする

SOQLの貼り付けと実行

4.フローがどこに設定されているか表示される

SOQLの実行結果

5.コンポーネントのタイプごとに更にSOQLを発行する

※画像のフローの設置個所はすべてFlexiPageのため、4.で取得したMetadataComponentIdをキーに以下のようなSQOLでレコードを取得する

Select Id,DeveloperName,Type,EntityDefinitionId
from FlexiPage
where Id IN('0M0Iw000002F26RKAS','0M0Iw000002F26hKAC','0M0Iw000002F26mKAC','0M0Iw000002FBsmKAG')

 

6.5.の実行結果より設置個所が特定できる

※実行結果より、1行目はケースのLightningレコードページ、2行目は取引先のLightningレコードページ、3行目は取引先責任者のLightningレコードページ、4行目はホームページであることが特定できた

FlexiPageに対するSOQLの実行結果

●注意事項

今回利用したMetadataComponentDependencyはまだベータの機能であり、今後変更される可能性があります。

 

●まとめ

フローの設置個所が不明で困っている方は使ってみてください。